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デザインシステムは10部品から始める:最初の範囲の決め方

最初から網羅しようとして頓挫する例は少なくありません。使用頻度と影響範囲から、最初に整える部品を決める手順を紹介します。

デザインシステム

デザインシステムの失敗で多いのは、部品を網羅的に作り込みすぎて、肝心の画面に適用される前に熱が冷めるパターンです。そこで当社は、最初のリリースを10〜15部品に絞ることを勧めています。選ぶ基準は、使用頻度と、ばらつきの大きさです。

手順は単純です。既存の画面をすべて並べ、ボタン、入力欄、見出し、テーブルなどの部品を種類ごとに数えます。たとえばボタンが40種類見つかれば、そこは統一の効果が大きい場所です。逆に、1画面にしか出てこない特殊な部品は、最初の対象から外します。

並行して決めたいのが、デザイントークンです。色、文字サイズ、余白の3つは、部品より先に整えると効果が大きい領域です。たとえば余白は4px刻みなど、使ってよい値を限定するだけで、画面の印象が揃います。トークンに名前を付けておけば、後から配色を変えるときも変更箇所が一か所で済みます。

最後に、運用の担当者を決めてください。部品の追加や変更を誰が判断するのかが曖昧だと、数か月で形骸化します。月に一度、新しい要望を見直す30分の会議を置くだけでも、更新は続きやすくなります。小さく始めて、使われた実績を根拠に広げていくのが、結果的に近道です。

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